不動産投資はなんとなく不安…その不安の正体とは?

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「不動産投資を始めてみたいんだけど」と相談されることが少なからずあるのですが、相談を持ちかけて来られる実に多くの方々が「なんとなく興味あるけど、なんとなく怖いんだよね」という言葉を口にされます。

株式や投資信託のような投資を長く経験されており、投資に対する抵抗感がさほど高くない方であっても同じようなことを口にされることがあります。

これは一体どういうことでしょうか?

この記事で伝えたいこと

  • 不動産投資になんとなく興味があるけど、なんとなく怖くて始められない。
  • 自分でも勉強してから始めたいのだけど、何を調べればいいのかもわからない。
  • そもそも何のために不動産投資を検討したいのか、うまく説明できない。

そんな「なんとなく」な漠然とした不安の中で立ち止まっていませんか?その不安の正体を明らかにしてみます。

買った後どうなるのか?は、物件チラシだけではわからない

私自身の経験も踏まえて推測するに、最も大きな要因は「不動産投資の実態、つまり、買った後の展開がわからない」ことにあるのではないかと思います。

下の画像を見てください。これはとある物件の紹介チラシです。すでに不動産投資の営業さんと会って話をされた経験のある方であれば、こうしたチラシを見せられたことがあるでしょう。

物件チラシの例

いや、多くの場合、会った最初の回の、それも会話の冒頭からいきなりこうしたチラシをテーブルの上に載せて「今こういうのがあるんですけど、いかがでしょう?」などと切り出されることの方が多かったのではありませんか?

私もそういう面談はいっぱいしてきました。結構面食らいますよね。「いや、いきなりどうですかって言われてもどうもこうもありませんよ」と言いたくなるのが普通の感覚でしょう。しかし残念ながら、こういういきなり商談モードに入る営業さんはとても多くおられます。これも不動産投資をなんとなく敬遠させてしまう要因の一つのような気がしてなりません。

それに加え、実はこうしたチラシには投資判断に必要な肝心の情報が載っていません。このチラシに載っていないというわけではなく、全てのチラシに載っていません。その情報が載ったチラシを私は未だかつて見たことがありませんし、その場で営業さんに聞いても把握している方に出会ったことがありません。

つまり「これどうでしょうか?」と聞かれても「良いも悪いも判断つきません」なのです。

その肝心の情報が何であるかは別の記事で明らかにしていくことにするとして、実際のところ、その情報がないと、買った後のお金がどうなるのか?を把握できないのです。買った後の展開がわからないから不安になっているのですから、その情報はとても重要ですよね。でも物件チラシにも載っていなければ、勧めてくる営業さんの頭にも入っていない。これでは不安に陥ってしまうのは、理屈から言っても無理のない話です。

なんとなく感じている不安の正体、それは「買った後どうなるのか?」が容易に想像できず、かつ、把握するために必要な情報が十分に提供されていない(あるいは自分がわかっていない)からなのです。

自分のストーリーを描く

不動産投資は株式のように単純に売買による損益だけを考えればいいというものではありません。多くの方はこの事実をなんとなく肌で感じ取り、しかしその違いが何なのかわからず、だからなんとなく不安で始めるに始められずにいて、それで実践している私のような人へアドバイスを求めて来られるのではないでしょうか。

不動産投資は株式や投資信託とはゲームのルールが異なります。そのゲームのルールがわからなければ不安にもなります。

そうであるならば、ゲームのルールを正しく理解し、買った後のお金の動きがどうなるのかを事前に把握できるようになることで、その不安を解消することができるはずです。

そして買った後のお金の動きを把握することができるようになれば、不動産投資というものの(あるいは検討する物件の)性質も理解できるようになり、その結果、自分にとっての不動産投資の位置付け=使い方も明確に設定できるようになるでしょう。

人によってはこの「自分にとっての位置付け」を明確にしないまま始めてしまい、その結果、なんとなく想像していた展開と違うと感じ、それを「不動産投資に失敗した」という言葉で表現します。これは投資家にとっても、不動産投資市場にとっても不幸なことです。

しかし不動産投資の本質を正しく理解し、自分にとっての適切な位置付けを与えることができるようになれば、株式や投資信託等のペーパー投資に加えて実に強いポートフォリオを構成することもできるようになるのです。

そこで当サイトの不動産投資カテゴリでは、多くの始めるに始められない方が抱える不安の元である「買った後どうなるの?」を明らかにすることに焦点をあてて書いていきます。

ファイナンシャルプランナーとしての知見に加え、実際に複数の区分マンションを何年も運用してきている経験と実績を基に、定性的な説明に加えて定量的な数値データで示します。考えるべき指標が何なのかが非常に明確に理解できるようになります。

その結果、ゲームのルールを正しく理解し、自分にとっての位置付けを明確に設定できるようになり、最終的には設定した位置付けの実現に向けた具体的な戦略を考察できるようになって頂くことを目指します。

不動産投資商品の営業さんに会って話をしたり、実際に物件を購入するのはその後です。まずはしっかりと自分のストーリーを描けるようになりましょう。

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